自己流からレッスンへ

 妹が昔からピアノをやっていたこともあり、家には昔から
ピアノがあった。グランドピアノとアップライトピアノの2台
があった時期もある。父も昔はピアノをよく弾いてくれた。
シューマンの曲が好きで、「子供の情景」の小品が主なレパー
トリーだったようだ。最近は全く弾かなくなってしまったが、
今でもその当時の装丁がボロボロになった曲集が残っている。
妹もピアノを弾くので、自分は全く弾けないのに、耳だけは
肥えてしまった感じがする。


 妹はグランドピアノを持って嫁に行ったから、家には今は
誰も弾かなくなったアップライトピアノが置かれている。
妹への対抗意識もあってクラシックギターを始めたけれど、
ピアノ弾きへの憧れが無くなったわけではない。
 残っているバイエルのテキストを見ながら自己流で下巻の
中程まではやったが、その先がなかなか思うようにはならない。
やはり、自己流には限界がある。


 幸い、近所のピアノの先生にお世話になることになった。
名のあるクラシックの曲は自分には難し過ぎるので、あまり
堅苦しく考えないで、クラシックに拘らず、易しいポピュラー
の曲などを弾けるようになりたい。