ルールは簡単なのに・・。

 去年、父親が孫のためと称して囲碁盤と碁石を買ってきた。
父自らが碁を打つ訳ではなく、あくまでも孫に碁を覚えて
もらおうとしたらしいが、当の孫は少年野球に夢中で
全く見向きもしない。
 誰も使わないのならと、私が囲碁を覚えようと思ったのだが、
ルールは随分簡単なのに、その先どう進んだらいいのかが
全然分からない。


 参考になる本はないかと本屋を物色したが、手にする
囲碁の本は殆ど上級者向けの本ばかり(泣)。
「ひかるの碁」で子供たちの間に囲碁ブームが到来した
のは数年前のことだが、大人のための初級者用の本は全く
と言っていい程ない。殆どの本はHOW TO本ばかりで、
WHYという観点から説明してある本は皆無に近い。その中で、
最近やっと何冊か見つけ出して、買ってきて読んでいる。
梅沢由香里五段は「ひかるの碁」の監修をされた方で、
NHKの囲碁講座の講師をされていたこともある。


 これらの本(今のところ、下記の本を含めて3冊が発刊
されている。)を読んだから、直ぐに強くなる訳ではない
だろうが、「こうなるものだ。」と押し付けられる本よりも
「どうしてそうなるのか」を掘り下げて説明してくれる本
の方が私には有難い。ただ、残念ながら周りには囲碁
打つ人間がいないので、対局は専らソフトかネット碁という
ことになるだろうか。