観たい邦画満載
明日から、渋谷・六本木地区を中心とした映画館で
第19回東京国際映画祭が始まる。
ここのところ、あまりぱっとした作品が少ない感じ
がしていたが、今回はなかなか面白そうな作品が
並んでいる。
無論、チケットなどは取れそうも無いので、それ
ぞれの映画のロードショー公開時に観ることになる
だろうが、チェックをしておくに越したことはない。
まず、「電車男」のスタッフが再度結集して作ら
れた「7月24日通りのクリスマス」。「電車男」
ではエルメス役だった中谷美紀が主演で、妄想癖の
ある、もてない女性の恋の行方を描くコメディ
タッチの作品。「電車男」の女性版か、或いは、
以前ドラマにあった「ケイゾク」の路線に近い作品
かもしれない(11月3日公開)。
次に、直木賞作家東野圭吾のロングセラー「手紙」
の映画化。服役囚の兄と幸せを掴もうとしている弟
との手紙のやりとりを中心に描かれる人間模様。
弟の学費のために、魔がさして殺人という罪を
背負った兄。服役囚の弟、殺人犯の弟というレッテル
貼られて、進学、就職、恋愛を諦めざるを得なか
った弟。
兄と弟との絆に涙することなりそう・・。
主演は、山田孝之、玉山鉄ニ、沢尻エリカ。主題歌
は小田和正の「言葉にできない」。彼がボーカルを
務めていたオフコースの往年の名曲だ(11月3日公開)。
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最後は、市川崑監督の「犬神家の一族」。30
年前の作品のリメイクだが、石坂浩二、加藤武を
はじめ、当時の作品に出演していた俳優も数多く
出演している。運命に翻弄されるヒロイン野々村
珠世役は松嶋菜々子が演じている。
映画館で前作を観た私としては、どうしても
比べてしまうことになりそうだが、横溝正史ファン
だった私としては見逃す訳にはいかない。
おどろおどろしいイメージのある横溝正史作品
だが、意外にも映像がとても綺麗だったという
記憶がある。市川監督の面目躍如といったところ
だろうか(12月16日公開)。
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