氷点
小さい頃観ていたドラマの中で、子供心に特に印象に残っている
ドラマが二つある。ひとつはNHKで放送されていた下村湖人の
「次郎物語」、もうひとつが三浦綾子処女作「氷点」だった。最初に
放映されたのが昭和41年ということだから、随分昔になるが、
子供の視点でではあるがリアルタイムで観ていたことを考えると、
自分も年を食ったなあと考えてしまうこともある。その後、何度か
ドラマ化されたり、映画にもなったということだが、何故か観る機会
には恵まれなかった。
主演は、犯罪者の娘陽子に石原さとみ、冷たくあたる母親夏枝に飯島直子。
私が子供の頃観た時には、それぞれ内藤洋子と新珠三千代が演じていた。
http://www.tv-asahi.co.jp/hyoten/
当時のイメージがあまりにも強いので、期待はずれになる可能性も
あるが、聖書の一節にある「汝の敵を愛せよ」という、このドラマの
大きなテーマがどのように描かれているのか興味がある。自分の本当の
子供に対してでさえ虐待をする親が少なくない昨今において、この
ドラマのテーマが持つ意味はとても大きいと思う。
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