高峰行き

 朝7時に起床する予定だったが、寝坊してしまって7時
45分に起床。前の日に準備するのに時間が掛かり、遅くまで
起きていたから仕方がないが。ただ、しっかり準備はして
あったので、慌てることなく、9時過ぎに出発。風も無く
穏やかな天気だったので、まずは一安心だ。藤沢バイパス、
横浜新道を通るが、いつもは混んでいる原宿交差点も全く
渋滞していない。その後、新保土ヶ谷ICから東名高速
横浜町田ICから東京方面へ。用賀ICから環八に降り、
一路関越道の練馬ICを目指す。


 いつも渋滞している環八も今日は流れるようで、関越道の
嵐山PAに到着するまでの所要時間は僅か2時間。朝食を
食べないで出てきたので、朝昼兼用の食事。久し振りに醤油
ラーメンを食べる。たまには外で食べるのもいいものだ。



 藤岡JCTから上信越道に入り、4km以上の長さのある
八風山トンネルを通って、小諸ICから高峰高原へ。途中、
チェーンの装着に30分ほど掛かったが、車坂峠を越えて、
2時にはアサマ2000パークスキー場に着いた。



 ここからなら、時間を掛ければ宿まで歩くことも出来るが、
無理をする必要もないので、送迎用の雪上車を呼んで、乗り換え、
結局、宿に着いたのは2時半だった。



 事故もなく、無事に到着してとにかくほっと一息。しかし、
流石に2000mの高地にある宿だけあって、昼間で晴れていても、
外の気温は氷点下6度を示している。軒先からは、つららが
下がり、まさに別世界に来たのだという思いを強くした。



 部屋でくつろいでいるうちに、日が暮れてきたが、好天に
恵まれたこともあって、今年最後の綺麗な夕日を観ることが
できた。こんな綺麗な夕日が見られることは本当に珍しく、
格好の被写体となった。


この宿での楽しみは、他では食べられない食事と、今日の
ように天気の良い日に実施される天体観測会だ。今日は大晦日
ということもあって、年越し蕎麦も振舞われ、舌鼓を打つ。




 そして、天体観測会。8時半になって、宿の外に出てみると、
3台の天体望遠鏡が備え付けられていた。宿の周りは人家が
全くないため、空にはこれほどの星があったのか、といつも
思ってしまう程数多くの星を観ることが出来る。今は冬で
空気が澄んでいるから、尚更だ。
 宿の御主人のガイド付きで、シリウス、昴、オリオン星雲、
月のクレーター、そして土星の輪などを観ることが出来た。
 しかし、外の気温は氷点下20度近くまで下がっていて、
じっとしていると、下から寒気が上がってくるぐらい寒かった。