右手のフォーム矯正(1)

 今日から、個人レッスンの先生がM先生から
I先生へと変わり、今日は顔見せという積もり
だったが、いきなりアグアドのアルペジオ
弾かされた。弾き終わってから、I先生曰く、
「右手のフォーム」に欠陥があるとのこと。
通常はそのフォームでは弾けないはずとの指摘を
受ける。でも、今まで弾けてきたのはどういう
ことなのか。先生の話によると、稀に右手が
極めて器用で、そのために不安定なフォームでも
弾けてしまう場合があるらしく、私の場合はどうも
そういうことだったらしい。


 暫くの間、その右手の矯正のための練習をする
ことになった。フォームが矯正されるまでの暫くの
間、逆に今までよりも弾けなくなることを覚悟
するようにと言われてしまった。しかし、無事に
矯正されれば、今まで以上に楽に弾けるようになる
はずだとは、I先生の談。


 まず、最初に右手の位置を固定するために、全く
同じ位置で、親指で3弦と6弦をアポヤンドで交互
に弾く練習をさせられた。親指の神経は他の4本の指と
繋がっているものと、親指独自のものの2本あり、
大抵は4本の指と繋がっている神経を使って弾く
ことが多いらしい。今回は、それを親指独自の神経
を使って弾くフォームに変えることがその目的らしい
が、それでどのように変わるのかは正直言って
分からない。


 さらに、爪の手入れについても、自分の爪の状態
を知った上で手入れをすることが必要だとの指摘
を受けた。ちなみに、私の人差し指は浅爪で、逆に
薬指は深爪だという。一般的には、日本人はこの
タイプが多いらしい。今までもそうだったが、人差し
指は殆ど爪がない状況でも弾けたが、逆に薬指はある
程度爪を延ばさないと、弾きにくいことが多かった。
適正な爪の長さで矯正していかないと、今後の練習
の意味が全くないことを注意しなければいけないので、
マメに爪の手入れをしていくことが必要になる。