第38講、居住用財産の譲渡の特例(2)

 今日は、居住用財産の特例の第2弾ということで、
買換えの特例がその範囲だ。買換え特例は既に収用
について学習済みだが、譲渡費用の取扱いなど計算
方法が異なり、また、他の居住用財産の特例との
兼ね合いもあり、総合問題で出題されると、資料
が長文になって苦労することが多い。


 今回、改正により、相続買換えと特定買換えが
一本化されることになったため、本試験で出題される
場合は、譲渡の時点の把握も含めて、その点についても
要チェックだ。


 一方、理論は保険金の取扱い。計算においてもよく
訊かれる箇所であり、理論もほぼ10年に一度ぐらいの
頻度で出題されている。最終の10問には入らない
かもしれないが、重要な理論であることは間違いない。
それほど長い理論ではないのだが、受講生が苦手にする
ことが多い理論だということなので、早めに一度しっかり
覚えておくべきだろう。