第48講、平均課税

 今日の内容は、税額軽減措置の中では一番計算
方法が複雑な平均課税について。過去の本試験に
おいても、平均すると5年間隔ぐらいで出題されて
いるので、そろそろ赤信号ということらしい。


 問題においては、あくまでも税額の特例計算なので、
計算用紙の税額計算のスペースが大きいようなら、
要警戒ということだ。時間も、通常よりも5〜10分
ぐらいは税額計算に時間が掛かることが予想される
ので、各種所得の金額の計算を速めに終わらせること
が必要。時間配分が意外と難しいのが、平均課税の
総合問題の特徴でもある。
 それと、明らかに平均課税だと分かるような問題は
殆どないのも特徴で、問題によっては、平均課税の問題
であることに全く気付かずに解答してしまうケースも
ある。しっかり資料の把握をしておかないと、大きな
落とし穴の落ちる可能性もある訳だ。
 もし、気が付かなかったとしたら、それ以外の項目が
たとえ全て正解であったとしても、本試験での合格は
難しいだろうと思われる。


 権利金受け取りのケースについては多分大丈夫だろうが、
収益補償を受け取るケースの出題も当然考えられるため、
個々の計算方法だけでなく、内容の理解を伴った理論暗記
も合わせて必要になるだろう。