第53講、交換の特例

 譲渡所得の特例計算の最後を飾るのは交換の特例。
一言に交換の特例と言っても、措置法上の交換の特例
も数多くある。ただ、今回の内容は所得税本法上の交換
の特例のみとなる。
 特例計算自体の計算は一番難解で、しかも一番試験
に出易い項目であるため、色々な事例に当たっておく
必要がある。難解である理由は、交換の特例の適用が
あるか否かと、それに伴って生じる譲渡所得の計算方法
のバリエーションが多岐に渡ること、さらに交換費用の
取扱いが複雑に入り組んで出題されるから。ひとつひとつ
ではそれほど難しいとは思わないが、総合問題の中の
一項目として出題されると意外に出来なかったりする。


 今回で譲渡所得の特例計算については学習が全て終了
したので、近いうちに時間を見つけて、しっかり個々の
要件や計算方法について、整理をしておかなくてはいけ
ないだろう。