住民税が跳ね上がって・・

 今年になって、当初は給料の手取りが多く
なったと勘違いしていた人は、これからは
給料の明細を見て、ショックを受けることに
なるかもしれない。国から地方への税源移譲に
より、今まで所得税が少なかった分だけ6月
以降、住民税で取り返されることになるためだ。


 年間のトータルでは変わらないということ
だが、昨年まであった特別減税の措置が
今年から廃止されたため、実際は増税という
ことになる。特に、住民税が跳ね上がる6
月分の給料からは、一段と重税感が増すこと
だろう。
 事実、地方の役所には、6月に入って、住民税
に関する問い合わせが増えているという。


 年金問題を抱える社会保険庁財政破綻の危機
に直面している地方のお役所も、国民がどれほど
大変な思いをしながら保険料や税金を納めている
のか、ということを本当に分かっているのだろうか?
 財政破綻した北海道の夕張市などは、一般企業
で言えば、倒産したのと同じ。倒産した企業にお金
を投入することなど、一般常識では考えられない
というのに。

 お役所仕事と笑われるぐらいではもう済まされない
という自覚を公務員ひとりひとりに持ってほしい
ものだと、最近のニュースを見ていて、つくづく思った。