右手のフォーム矯正練習(3)

 第1課の練習の次には、第1課で掴んだ右手の位置
を守りながら、全ての指を使った練習になる。まず、
親指はアポヤンドで6弦を、そして残りの3本の指は
アルアイレで3弦〜1弦を同時に弾く。そして、もう
一度残り3本の指で3弦〜1弦を弾く。この一連の動き
を1セットとして、もう一度繰り返す。これが第2課
の基礎練習だ。


 そして、同じ練習を今度は親指を5弦、さらに4弦
で弾くようにして繰り返す。その際大事なのは、アルアイレ
で弾く3本の指で弾く方向。必ず、ギターから伸びている
右腕の方向に弾くことを心がけること。そうすると、
必然的に各指の左側が弦に当たることになる。決して、
親指のある方向に引き上げるのではないということ。親指
の独立性を目指す練習であると同時に、他の各指のタッチ
や音色にも影響が出てくるのでとても大切なことだ。