初日の出

 今年は、4年ぶりに高峰で新年を迎えない正月
となったが、天気は良さそうだったので、箱根に
程近い金時山に初日の出を見に出かけていった。


 朝3時45分に起床。前日、テレビ東京で放送されて
いたジルベスターコンサートを観ていたため、睡眠
時間は3時間ほどで、流石に眠かったが、防寒対策
は万全。4時10分に出発したが、この時間では車
は殆ど走っておらず、1時間ほどで金時山の麓の
足柄峠に到着。気温は氷点下5度で、路面は完全
に凍結している状態。普段ならば、余裕で車を
停めるスペースを確保出来るそうだが、今日に
限っては、駐車スペースを確保するだけで一苦労。
そのぐらい、初日の出を見に来ている人が多い
ということだ。まだ、辺りは暗いので、懐中電灯
で歩く先を照らしながらの登山となった。


 金時山は比較的登りやすい山ということだが、
30分ほど続く最後の急な登りは流石にきつい。ジム
で使う筋肉とはまた違った筋肉を使うようで、最後
の方は結構ばててしまった。急坂の中ほどまで登る
と、急に視界が開けて、空が急速に明るくなっている
のがよくわかった。
 6時25分、無事に頂上に到着。狭い山頂であるにも
拘らず、200人以上の人たちでごったがえしていて、
ただただびっくり。そして何よりも寒さが強烈・・。
山小屋に入って、暖をとり、温かい味噌汁を頂いた
ため、体が温まる。



6時50分が日の出時間だったが、日の出直前の富士山
がうっすらと赤く染まるということで、記念にパチリ。
日の出の撮影に格好の場所が混んでいて、なかなか
なかったので焦ったが、まずまずの場所を見つけて、
夢中でシャッターを切った。太陽に直接ファインダー
を向けて撮影したのは初の経験。上手く撮れないか
と思いきや、それなりには写ってくれていて満足。



 下山する時は懐中電灯は必要なくなったものの、急
な下り坂は結構怖い。足を踏み外して怪我をする人も
いるということなので、慎重に下りた。帰りも渋滞に
巻き込まれることなく、9時には帰宅した。