自腹で一番最初に観た映画

 今でこそ、DVDやビデオでいくらでも観たい映画を観ること
が出来る環境にあるが、私が子供の頃には映画は映画館で観る
ものだと決まっていた。小さい頃には、親に連れて行ってもらって
映画を観ていたが、自分の小遣いで、自分が観たくて観た映画の
一番最初は、松本清張原作の「砂の器」だ。
 何故よく覚えているかというと、なんと公立高校の入学試験日の
前日に観に行ったからだ(笑)。


 最近、某テレビ局でテレビドラマ化されたが、私個人としては、
映画の方が断然いいと思っている。特に、最後の方の1時間程の
ピアノコンチェルトの演奏場面と事件の捜査会議の様子、
そして親子の苦しい旅と別れの様子が全て同時進行で描かれている所
は圧巻で本当に見事な出来栄えだと思う。
 ただ、70年代の映画だから出演者も皆若いし、
もう既に亡くなられている俳優も結構出ている。
 少し大きなレンタルショップなら必ず置いてあると思うので、
興味があれば、是非手に取ってみるといい。お勧めだ。

砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

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