第32講、5%基準、みなし譲渡

 いよいよ、譲渡所得の内容についても、佳境に入って
きた。今回の内容は5%基準などの取得費の特例計算と
みなし譲渡について。譲渡所得の計算問題が出題される
場合には、必ずと言っていい程、出題される項目だ。
しかも、他の譲渡所得の特例計算と複雑に絡む場合
が多いため、しっかりと復習しておく必要がある。
 救いはパターン化して覚えれば比較的定着し易いこと
と、これらの規定が出来た背景を思い浮かべると、理解
する手助けになることだろうか。


 みなし譲渡については、表形式の問題の場合はそれ程
でもないのだが、文章形式で出題されると、読み落とし
や読み飛ばしなどのケアレスミスを誘発することも多い
ため、数多くの個別問題をこなして、自分なりの解く形
を確立しておくことが肝要だ。


 今回は計算の項目だけのボリュームが非常に多いので、
珍しく理論解説については一切なし。それでも、今日は
10分ほど授業が延長になった。通常の終了時間で終わった
としても、帰宅時間は11時を回ることになるので、出来る
限り延長はして欲しくないのだが、今回の内容に関しては
仕方が無いかもしれない。