第33講、収用の特例

 1月も下旬に入り、第5回の定例試験
が1週間後に迫ってきた。譲渡所得てんこ盛り
の1月期の授業だが、今回は措置法の特例計算
の第一弾として、収用の特例計算について見た。


 一言で収用の特例と言っても、大きく分けると、
特別控除、買換え特例、そして税額計算の特例
の3つがある。今回は、特別控除と買換え特例
について見て、次回に税額計算の特例について
見ることになる。計算が面倒なのは、買換え
特例だが、基本的な考え方さえマスターして
しまえば、他の買換え特例の計算でもある程度
応用出来るので、かなり時間を割いて丁寧に
教えてくれた。


 時間の限られた総合問題を解く場合には、こう
した特例計算については、計算が面倒であること
から後回しにする傾向がある。
 難しい割りには、置かれている配点が少ない
ことがその理由だが、本試験では果たしてどう
なのか。配点基準が公表されていない以上、
何とも言えないが、合格するためには、取れる
ところから確実に得点していく、この考え方で
問題に取り組んでいくことで間違いはあるまい。
出来る項目なのか、難解で時間を掛けてもあまり
意味の無い項目なのか、その判断が合否を左右
する場合も大いにありそうだ。