人前で弾くということ

 いよいよ本番まで2週間を切り、練習にも熱が入る
ようになってきた。我々アマチュアにとって何よりも
一番の課題は、人前で弾く経験が少なくて、実力が
十分に発揮出来ないことが多いこと。経験を積むと
言っても、なかなかそんな機会が頻繁にある訳ではない
のが悩みだ。だから、そういう機会があればなるべく
逃さずに、下手でもいいので、とにかく人前で弾く、
そのスタンスで私は練習に臨んでいる。下手だから
人前では弾きたくない、実力がないから人前では弾きたく
ない、という考え方をする人が多いが、本当は考え方
が逆で、下手だからこそ上手くなるために、実力が
ないからこそ実力をつけるために人前で弾くことが
大切なのだ。間違っても、途中で止まってしまっても、
私たちアマチュアには失うものなど何もないのだ。


 今回、来週の火曜日にアンサンブルの練習時間を
割いてもらって、本番前のステージ練習が出来ること
になった。特にピアノは本番で使用するピアノが、
レッスン等で使っているアップライトのピアノでは
なくて、グランドピアノであるため、タッチや音響が
かなり違うことが予想されるので、経験を積む上では
本当に有難い。