第35講、第5回定例試験

 年明け最初の定例試験。いつものことだが、
定例試験になると、受講者の数が半減してしまう。
当たり前のことだが、本試験は日程の繰り延べは
出来ないので、受験日を先延ばしにすることは
決していいことではない。何よりも、自分の勉強の
ペースが崩れてしまうことが問題だ。だから、私は
たとえ準備不足だったとしても、本来受けるべき日
に受験するようにしている。


 さて、今回の試験。理論2問プラス譲渡所得中心の
総合問題だったが、120分で行われる最初の試験
ということになる。時間配分については、定例試験
の段階なのであまり意識しなくても大丈夫。実際、
今回は90分ほどで解き終えた。
 問題は、残りの時間の使い方だ。当然見直しの
時間に使われる訳だが、今回は資料の整理ミスと
数値の転記ミスをこの見直しの時間で発見。時間的に
余裕がないと、中途半端な手直しで終わってしまう場合
があるのだが、この中途半端な手直しは、本試験では
ご法度。最後まで直し切る自信が無ければ、その箇所
の訂正だけに留めておく方が無難だ。以前、講師をやって
いた時の経験で、その頃の受講生にはそのように教えて
いたが、今でも同じようだ。


 終了後の模範解答を見てみると、これらのミスを発見出来
なかったら、最終値も含めて実に6点失っていたことが
分かった。きちんと資料の整理をしていても、人間の行う
ことだから、当然ケアレスミスも出る。今回は事前に総合
問題を解く回数が少なかったので、こんな事態になった
のだろう。要反省である。