第42講、損益通算の特例他

第6回定例試験前の最後の授業。今回のメイン項目は、
理論・計算共に損益通算について。計算については、
その殆どが学習済みのところだが、土地の取得に係る
負債利子については、不動産所得の計算上損失が生じた
場合には損益通算出来ないという特例がある。バブル
景気の頃に出来た規定で、今日のように、地価が
落ち着いた御時世には不似合いな規定だか、何故か
現在も残っている。特に難しい訳ではないのだが、
総合問題で出題された場合には、その処理を忘れ易い
ので要注意だ。


そして、いよいよ実力判定公開模擬試験の案内プリント
が配布された。この模試は、授業時間とは別枠の時間帯
で実施されるもので、毎年3月末から4月下旬にかけて、
週1回のペースで全部で6回に渡って行われる。参加は
強制ではないものの、理論を各回5問ずつ計30問を頭
に入れ、そして2時間という本試験と同じスタイルで受験
出来る機会が与えられることから、受講生の殆どが受験
することになる。ただ、会計事務所の繁忙期とまともに
重なるため、この時期は非常に厳しいカリキュラムとなる。
無論、並行して通常の授業や定例試験もあるのだから
とにかく大変なのだ。平日の夜の受験は仕事との関係で
難しいので、土曜か日曜のどちらかで受験するしかない。
今から、少しずつでも過去の授業内容の復習をしていき
ながら、なんとか凌ぐしかない。