友人に付き合って

 大学時代の友人と久し振りに会うことになり、
帰宅するにはかなり回り道だったが、相模大野
駅で待ち合わせをした。仕事帰りだったので、
私はYシャツにネクタイ姿だったのだが、当の
友人はなんと私が憧れているTREKのサイクリング車
に乗って颯爽と登場。
 びっくりしたが、友人は今日は少し遅い夏休み
で、山中湖までツーリングに行っていたのだとか。
 大学時代からサイクリングが好きで、今でも
休みになると遠出するのだと言う。


 友人が懇意にしているというショップが近くに
あると言うので、恐る恐る店を覗いてみると、店長
がとても感じのよい人で、なんとかなり高いサイ
クリング車を試乗させてくれた。いつも、乗っている
ママチャリとは大違いの快適な乗り心地。これなら、
坂道でも楽々登れそうな気がした。無理も無い。
普通の自転車が20kgぐらいの重さなのに対して、
今日試乗させてもらったサイクリング車の重さ
は僅か9.2kgと半分にもならないのだ。


 275,000円という値札を見て溜息が出たが、最近
の健康ブームを反映してか、そんな値段でも問い
合わせはかなり多いそうだ。自転車はせいぜい2
万円ぐらいが相場と考えるのが普通だろうが、
店長曰く、初心者だから安い車、経験者だから高い
車という考えはそもそも間違っているとのこと。
ギターを選ぶ時の考え方にも通じるものがある
と、感じた。