触るのはタダ!

 今日、都内某所でギターを試奏する機会に恵まれた。
日頃滅多にお目にかかれない幻の名器が所狭しと置かれて
いた。売り物ではあったが、触るのは基本的に自由。
浮気をする積もりは勿論なかったけれど、2時間ほど
楽しい時間を過ごすことが出来た。


 ハウザー、ブーシェ、フレタ、ラミレス、アグアド、
ベルナベ等、好みの問題はあるけれど、どれもこれも
素晴らしい音色だった。
 無論買うとすれば、最低でも国産の高級車1台は買える
ような値段だから、清水の舞台から飛び降りるような覚悟
が無ければ、とても手が出ないだろう。こんな状況で
買う人がいるのか、と正直言って思っていたが2〜3人は
購入することを決めたらしかった。


 いいギターの絶対条件、それは自分が弾きやすいギター
であるということ。だから、実際に何度も弾いて確かめる
ことが何よりも大事。そして、その音色を自分が好きで
あることも大切。このクラスになると音の良し悪しよりも、
音色が気に入るかということが寧ろ大切だと思う。