メダルには届かなかったけれど・・

 久し振りに、陸上のトラック種目を観ていて、気持ち
が熱くなった。4×100m男子リレーの決勝。個人個人の
力で言ってしまえば、アメリカあたりにはとても敵わない
が、力を合わせればもしかしたら・・という思いにさせて
くれた。3位まであと0.13秒、夢の37秒台まであと僅か
という連夜の日本新記録、そしてアジア新記録。この記録
世界陸上の大舞台で達成したことに、大いに意義がある
ように思う。

 塚原選手、末続選手、高平選手、そして不動のアンカー
朝原選手への見事なバトンワーク、素晴らしいチームワーク、
40秒足らずの熱い時間を堪能出来たことに、有難うと
言いたい。

男子400mリレー、日本新記録で5位



日の丸を手に声援にこたえる(左から)朝原、高平、末続、塚原 陸上の第11回世界選手権大阪大会第8日は1日夜、大阪・長居陸上競技場で男子四百メートルリレーの決勝が行われ、日本(塚原、末続、高平、朝原)は前日にマークした記録をさらに0秒18短縮する38秒03の日本新を樹立したが、5位でメダルに届かなかった。

 米国が今季世界最高の37秒78で2大会ぶりに優勝し、第3走者のタイソン・ゲイは百、二百メートルに続く3冠を達成。女子の四百メートルリレーも米国が41秒98で2連覇を飾った。(記録は速報値)

(2007年9月1日22時28分 読売新聞)