Zapateado(2)〜序盤(スラーの技巧)

 あれから、何度と無く練習して、1ページ目の中盤まで
は、非常にゆっくりではあるが、何とか音出しすることが
出来るようになった。とは言っても、本来のこの曲の
スピードの半分ぐらいでしか弾くことは出来ていないの
だが。


 練習してみて、まず最初に気がついたこと。この曲、4の
指(小指)絡みのスラーが沢山出てくる。本来、右手で弾く
ギターにあって、スラーは左手を使って音を出す技術。
 小指にはもともとあまり力が無いので、私は特にこのスラー
を苦手にしている。この曲でさらに厄介なのは、上昇スラー
だけではなく下降スラーも一緒になって出てくる点。それも
リズムの崩れやすい箇所ほど、スラーで弾くように指示
されている。


 さらに、スラーでないところでも、小指を使う運指の
頻度が非常に多いのが特徴。左手のフォームがしっかり
出来上がっていないので、結構つらい。まして、この曲は速い
曲なので、ポジション移動も含めて、素早く移動をしたり、
押えたりしなくてはいけない。無駄な動きは極力避けな
ければならないのだ。でも、まだまだ速く弾く時期では
ないので、確実に音を繋げていくことを目標にして、練習
していく積もりだ。