予行演習の積もりで

 今日は先日の予告通り、アンサンブルの練習を早々
に切り上げて、2月4日に演奏する人たちのための
試演会があった。本番も、今日と同じステージで演奏
することになるので、事前の練習としては最高の環境
での練習となるのだが、正直言ってとても人に聴かせる
ような状況にはなっていないのが本当に残念だ。しかし、
まさか自分の演奏する4曲全部を今日演奏することに
なるとは思わなかった。演奏した曲は演奏順に以下の
通り。

  1. 故郷を離るる歌
  2. 風のように
  3. 前奏曲第5番
  4. ポロネーズ

 本番さながらに、客席が暗転してステージにライト
が当たるという状況での演奏。この中で一番緊張
したのが、「風のように」。予想はしていたが、ピアノ
のキーのタッチが練習時のピアノとは全然違うので、
大いに戸惑い、弾き切るだけに苦労するような演奏に
なってしまった。ピアノはギターとは異なり、本番前
に練習する時間を作ることが難しい。と言うのも、他
にもピアノの演奏をする人がいるため、練習用のピアノ
を独占する訳にいかないからだ。しかし、グランドピアノ
のタッチを事前に確認出来たことは他のピアノの演奏者
にはないアドバンテージを得たという意味で、収穫と
言っていいだろう。


 「前奏曲第5番」については、可も無く不可もなく
といった感じだった。ただ、今回は自分のギターではなく
貸しギターで演奏したことと、事前に全く練習をして
いなかったこともあるので、多少のハンデはあった
ように思う。その意味では、まずまずと言ったところ
だろうか。


 それ以外の2つの重奏は、最終的には完全に暗譜して
本番に臨むということが条件。殆ど覚えてはいるのだが、
譜面が無くなるとやはり不安な部分があり、それがステージ
で顔を覗かせてしまうような演奏だった。完全に手の内に
入っていれば多分大丈夫のはず。それを、今回の演奏で
よく認識することが出来た。