Zapateado(2)〜序盤(スラーの技巧)
あれから、何度と無く練習して、1ページ目の中盤まで
は、非常にゆっくりではあるが、何とか音出しすることが
出来るようになった。とは言っても、本来のこの曲の
スピードの半分ぐらいでしか弾くことは出来ていないの
だが。
練習してみて、まず最初に気がついたこと。この曲、4の
指(小指)絡みのスラーが沢山出てくる。本来、右手で弾く
ギターにあって、スラーは左手を使って音を出す技術。
小指にはもともとあまり力が無いので、私は特にこのスラー
を苦手にしている。この曲でさらに厄介なのは、上昇スラー
だけではなく下降スラーも一緒になって出てくる点。それも
リズムの崩れやすい箇所ほど、スラーで弾くように指示
されている。
さらに、スラーでないところでも、小指を使う運指の
頻度が非常に多いのが特徴。左手のフォームがしっかり
出来上がっていないので、結構つらい。まして、この曲は速い
曲なので、ポジション移動も含めて、素早く移動をしたり、
押えたりしなくてはいけない。無駄な動きは極力避けな
ければならないのだ。でも、まだまだ速く弾く時期では
ないので、確実に音を繋げていくことを目標にして、練習
していく積もりだ。
薔薇のない花屋
昨日から始まった月9のドラマ。最近は殆どテレビ
ドラマは観ていなかったが、今回は「ひとつ屋根の下」
などの傑作を書いた野島伸司の脚本ということもあり、
チェックしていた。昨日は夜遅くなったために録画して
おき、今日観ることになった。主演は香取慎吾、竹内結子、
釈由美子、松田翔太など。最初は、心が温かくなるような
ヒューマンなドラマという印象だったが、第1話を観る
限りでは色々と謎の部分があるようで、ちょっと思わせ
ぶりな所も・・。少し後を引きそうな、そんなドラマで
来週の展開が楽しみになった。
主題歌は、私たちの世代には懐かしい山下達郎が担当。
テレビ離れに多少はブレーキが掛かるかもしれない。
Zapateado(1)〜序盤(下りスケール)
とにかく音を出してみる。難しいことは分かって
も、一体どこが難しいのか、それは実際に弾いて
みないと分からないこと。まず、弾けなくてもいい
から、音取りをしてみることから始まった。
譜面を見てまず気が付くのが、一番最初の箇所に
登場する2小節に渡る下りのスケール。運指がきちん
と指示されているので、その通りに弾いてみる。
ゆっくりならば何とか弾けそうだ。ただ、本来の
スピードで弾こうとすると、かなり難しくなる。
理由はただひとつ。この下りスケールを弾くため
に、大きなポジション移動が2回あるから。こんな
ところにも、如何に基礎練習が大切であるかという
ことが現れている。この箇所を克服しないと、この
後にも3段目の最初の2小節のように、数多くの同様
のスケールが登場することもあり、何としても
極めなければならない。まず、メトロノームを使って
ゆっくり弾く、そして少しずつスピードを上げて
いくという地道な練習が必要になる。根気強く練習
していくしか方法はない。
今年の初合わせ
コンサートまで、あと1ヶ月を切り、練習にも
ようやく熱が入る時期となったが、休みの関係で、
Sさんとの重奏の合わせ練習は今日が今年初めてと
いうことになった。
年末年始は殆どギターに触っていなかったので、
約束の時間よりも少し早めに出かけて行き、忘れ
かけていた譜面をさらって、簡単に指慣らしを
した。30分ほどでようやく指が慣れて、さらに1
時間ほど弾くと、ほぼ譜面を見ないで弾くことが
出来るようになった。Sさんが来てからは専ら
譜面を見ないで数多く合わせることに集中した。
このバッハのインベンションという曲。
各2段になっている譜面の上段が、私の弾くアルト
ギターのパート。見ての通り、かなりの部分が16
分音符で、譜面のように澱みなく流れるように弾く
のは結構大変だ。1箇所でもミスしたりして破綻して
しまうと、それを途中で修復することがなかなか
難しい。決して速い曲ではないのだが、完全に暗譜
しておかないと、本番ではかなり苦しいことになり
そうだ。