お気に入りのCD(12)〜別れの曲(ショパン)

 朝からずっと計算項目の問題を解きまくり、少し
お疲れモードになった。こんな時は、コーヒーブレイク、
そしてBGMとして癒し系の音楽を聴くに限る。何を
聴こうかと思っていると、机の上にショパン
ピアノ曲集のCDが置かれていて、久し振りに聴いて
みることにした。


 ピアノを弾いていて、いつかは弾いてみたい曲と
して、ドビュッシーの「月の光」の他にもう1曲あげる
ように言われたら、多分この曲ということになるだろう。
ショパンの名曲で、クラシックを日頃聴かない人でも
この曲を知らない人は殆どいないだろうと思う。ただ、
この曲の正式名称は「練習曲 作品10第3番ホ長調
という名前で、一応練習曲という名前になっている。
 しかし、曲の難しさから言って、およそ練習曲という
感じではなく、コンサートなどでも弾かれるような
レベルの曲。有名な前半部分はゆったりとしているが、
後半部分は曲の雰囲気が一変するほど激しい曲調になる。
技術的に難しいと言われるのは多分この部分だと思うが、
それでもいつかは弾いてみたい。



 この曲を聴いているうちに、この曲をモチーフに使った
ドラマのことを思い出した。フジテレビで1991年の
7月から9月まで放送された「101回目のプロポーズ」。
30代以上の人ならば、リアルタイムで観ていた人も多い
だろう。もう16年も昔のドラマということが信じられない
気もする。中年の万年係長、星野達郎(武田鉄矢)と
オーケストラのチェリスト矢吹薫(浅野温子)の恋愛模様
を描いた作品。「別れの曲」は薫の亡くなった結婚相手と
の想い出の曲として、色々な場面で流れる。それこそ、
耳にタコが出来るぐらい頻繁に。そして、この曲も含めて、
このドラマの音楽プロデュースをしているのが、ピアニスト
西村由紀江。このドラマでは、ラスト近くの達郎と薫の
ピアノバーでの再会のシーンにも自ら出演している。



 最近では、達郎の行為がストーカーのような雰囲気もある
とかで、地上波では再放送はされていないが、CS放送では
頻繁にオンエアされている。4月にも再放送するらしい。
久し振りに要チェックの積もりだ。